- 2021年3月 8日 19:57
- 月刊みなみ 58
意識を騒つかせるよくわからない凄味にふと出くわすと直接感覚に「クル」気持ち良さがあってニヤける。
あらゆる啓蒙からヌルッと抜け出して直接感覚に「クル」何か。
言葉で形容しても手応えが脆く意識に戯れ100%で絡みついてくる儚い興奮。
時代から剥離された土産物や、ブティックのショーウィンドウ、老婆のダンス、機材バグetc、、
何で魅了されているのかわからない事象と遭遇すると恍惚な悦が脳内エレクション万歳と駆け抜ける。
「クル」素材との出会いは唐突だ、僕はそれらを容赦なく収集する。
それらをとにかく合体させまくる、やがて内容や意味が瓦解し雰囲気のみがニヤリと越境しだす。
美術概念が誘導する価値からずれたエリア、存在自体が放つ包摂的ゾーンにこそポスト美術たる「クル」何かが居している。
それを"雰囲気の向こう側"と呼ぶ。
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